— (B)革新的生産・製造技術の研究開発 —
      マルチタレット型複合加工機(ターニング・ミーリング)による
複雑形状の簡易・確実・高精度な知的加工システムの研究開発
        Development of Easy, Reliable, and Intelligent High-Precision Machining System for Complexly Shaped Part Using Milling-Turning Machine Tool with Multi-Turrets 誰もが使いやすい多軸工作機械(複合加工機)の実現に取り組む
      
          詳細・最新情報はテーマ先ホームページから
          http://ddm.sd.keio.ac.jp/sip/index.html
        
      - 研究実施機関(再委託先、共同実施先含む)
- 慶應義塾大学、名古屋大学、東京工業大学、中村留精密工業(株)、(株)ニコン、(株)ピーマック・ジャパン
背景
現在、ものづくりの現場では、部品の軽量化・部品点数削減・部品形状の複雑化により、複雑形状部品の高能率・高精度加工が求められ、多軸工作機械(複合加工機)の導入が進んでいます。
しかし、多軸工作機械の操作には熟練・高度な技術を要すること、干渉衝突回避・工程設計が難しいこと、知能化・最適加工が困難であることなどの課題があり、発展途上の段階にあります(図1)。
そこで本テーマでは、国内だけでなく世界的にも初めての、多軸工作機械の自動干渉衝突回避、センサレス知能化・最適化制御技術の実現に取り組んでいます。
 
              目標
- 技術目標
              平成26~27年度:要素技術(干渉衝突回避、工程設計、知能化・最適制御)開発 
 平成28~29年度:簡易な高精度・高能率加工システムの開発と検証
- アウトカム目標(波及効果)
- 誰もが簡易に複合加工機を利用できるようになり、加工技術を底上げすること
 複合加工機のポテンシャルユーザを拡大すること
 従来NGであった形状が設計形状としてOKとなり、デライト設計を実現すること
実施内容
- 自動干渉衝突回避システムの開発
              切削工具,工作物の測定カメラの開発(図2) 
 測定データを基にしたCADデータ構築技術の開発
- 自動工程設計システムの開発
              加工フィーチャに基づく工程設計技術の開発 
- 知能化・最適制御システムの開発(図3)
              センサレス切削抵抗推定技術の開発 
 加工力情報に基づくプロセス同定技術の開発
 最適機構・構造の設計開発指針の構築
 
               
            
          詳細・最新情報はテーマ先ホームページから
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